活動12周年を迎えて。

このブログは不定期の更新なので、未整理の状況に驚かれるかもしれません。
Twitterでの画像投稿も考えましたが、見やすいこの場で公開することとします。


本日、活動12周年を迎えることができました。
寅年の同じ日に一巡するという、節目にあたります。


2010年9月11日、ヨドバシAkibaの6階で初めて、オンラインの世界に名を刻みました。
うごメモシアター」に初の作品『フォントメーカーDX』を投稿し、その月のうちには「はてなダイアリー」でブログも始めました。
始めた当時はまだ小学生でしたし、振り返れば封印したい記憶も無くはありません。
しかし、名前や活動形態、主な活動拠点は時と共に変わりつつも、流れそのものは12年前から現在まで途絶えることなく続いています。


この12年間は、幾多のプラスの出来事とマイナスの出来事がありました。
私の責に帰するトラブルも何度かあり、そのたび多くの方にご迷惑をお掛けしました。
しかし、活動の流れを止めたりリセットに踏み切ることなく、マイナスの出来事も歴史の一部と捉えながら活動を続けていくことが改善の道だと感じ、また応援してくださる方の支えもあり、幾度も立ち直って来ました。
それに加えてプラスの出来事も積み重なり、豊富な経験を持って今日に至っています。


活動を始めた頃から豊かな発想力を強みに、先駆的な試みを行ってきました。
最初に「うごメモ」に投稿した『フォントメーカーDX』も、フォント作成ツールの一元化という斬新な発想で生まれたものであり、多くのユーザーの創作活動を支えました。
2017年に始めた『Project Tokyo Hangeul』も、それまで前例のない「日本の鉄道駅名のハングル表記を体系的に徹底調査する」という大掛かりかつ複雑な計画を、ほぼ1人で続けてきました。
この最終目標は成果を公共に役立てること、そして翻訳の新たな可能性に繋げることです。


ここ数年は環境の変化などから、以前よりクリエイティブな活動が控えめとなっていますが、完成させたいことや、かねてより構想してきたこと、新たにやってみたいことはまだまだ沢山あります。
それらがどれだけ皆さまに受け入れられるのかは分かりません。
ですが、活動を通して少しでも誰かのお役に立てたら、そして誰かに新たなきっかけを与えられたらという、当初からの思いを忘れず、前向きに取り組んでいきたいと思っています。


最近掲げてきた言葉に「自信を持つ、でも慢心せず。」があります。
これは繰り返してきた失態への自戒であると同時に、ここ数年で落ちていた自信を取り戻そうという意志の表明でもあります。
行き過ぎることなく、しかし止まることもなく、調和を保って進んでいく。
今の自分へのいましめと目標、両方の意味で心に刻んでいます。


最後となりますが、Twitterやそれを越えた場における、皆さまからのさまざまなリプライやメッセージ、反応、評価などが、活動の原動力になると同時に、新たなきっかけにも繋がっています。
深く感謝するとともに、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。



2022年 9月 11日
μ'metro (ミューメトロ @mumetro) / New Sental